15年にわたり愛され続ける、ヴラスブラムのリネン生地『KL Heritage』の魅力。

ブランドの立ち上げ以来、15年にわたってVlas Blommeで採用しているコルトレイクリネン100％の平織り生地『KL Heritage』。今後もずっとヴラスブラムのスタンダード素材として大切に扱っていきたいという想いを込めて、「伝承、継承」を意味する“Heritage（ヘリテイジ）”という名前を付けました。ベルギーのコルトレイクリネン原料を使用した生地は、何と言ってもその柔らかさとしなやかさ、そして上品な艶感が魅力です。

『KL Heritage』は、糸の太さと織りの密度の異なる数種類の生地をお作りしてきました。今回は、その中から2種類の生地をご紹介いたします。

通年で使えるベーシックな
『KL Heritage 60』

麻番手の60番手の糸で織られた『KL Heritage 60』の生地は、しっかりとしているのに柔らかく、肌触りも良いのが特徴です。そのため、通年で使える定番アイテムに採用することが多く、毎年様々なアイテムに使用しています。

春夏秋に活躍する薄手素材。
『KL Heritage 80』

60番手の糸より細い、リネンの極細の糸(80番手)を使用した『KL Heritage 80』は、さらに柔らかく軽さを追求した生地。コルトレイクリネンの繊維の細さを最大限に活かした、しなやかさが生みだす魅力を感じていただけます。風がふわっと通り抜けてとても涼しいので、真夏や暑さが長引く秋口にも活躍する生地です。

リネン特有の吸水・速乾性、保温効果、湿度調整によって四季を通して活躍してくれる素材です。デザインによっては重ね着などでオールシーズン着用も可能ですが、それぞれに良さがあり、気候に合わせて使い分けるのもおすすめです。

また、『KL Heritage』の中でも特に濃色は、コルトレイクリネンの特徴でもある“艶感”がとても綺麗で、光に当たるとキラキラとしたエレガントな光沢感が楽しめます。これは、ヴラスブラムのリネンのアイテムが、可愛らしいナチュラルイメージになりすぎない秘密のひとつです。

ヴィンテージ風に、
生地を育てていく楽しみ。

リネンのカットソー生地を着ていただくと、比較的、早い段階で柔らかく馴染んできますが、織生地は着用やお洗濯を繰り返すことにより徐々に柔らかくなり、どこかヴィンテージ風の雰囲気に。平織りリネンの気持ちよさを感じながら、自分自身で生地を育てていくような、そんな楽しみがあります。

自然乾燥のアイロン効果で、
洗いざらしでも気持ちいい。

リネンのお洗濯はとにかく乾きが早く、お洗濯後も気持ちよく着ていただくことができます。干す時にパンッパンッと生地をはたくと、水分で乾く間に自然なアイロンがかかり、洗いざらしのシワ感が綺麗にでます。肌に触れるたびにとても心地よく感じます。

新たな印象をあたえてくれる
2つのシーズンカラー。

今シーズンは定番4型をシーズンカラーでお作りしました。「オフホワイト」や「ブラック」などとの定番カラーとは印象の異なる、鮮やかな「ブルー」と、真鍮色のような落ち着いた「オリーブ」をご用意。万能なベーシックアイテムだからこそ、色違いも欲しくなりますね。

羽織りとしても活躍。
春に便利な前開きワンピース。

KL Heritage 60 前開きワンピース
少し短めの袖は、リボン紐をポイントにしました。共布のベルトは後姿にアクセントを付けられます。ゆったりしていますが、後ろのウエスト部分にゴムを入れ、広がりすぎずに自然なギャザーですっきり見えが叶います。シンプルな中にも凝ったディテールが光り、1枚で着ても、羽織っても様になります。

まだまだ肌寒いころには、ワンピースとしてアウターのインナーにも。あたたかくなってきたら今度は羽織りとしての着用で、春に１着あると便利なアイテムです。